大相撲九州場所が終わりました。
 今場所はなにもかも異例ずくめ。

 まずは行司の差し違え。
 3日目の日馬富士―碧山戦、7日目の白鵬―隠岐の海戦がそれ。
 3日目はともかく、7日目の白鵬―隠岐の海戦は明らかに体が入れ替わっており、素人の私が見ても「白鵬がうっちゃった」と思いました。(決まり手はやぐら投げ)
 行司はいずれも立行司第40代式守伊之助。3日間の出場停止になりました。
○豪栄道(首投げ)栃煌山 
 それに10日目、白鵬の猫だまし。
 これについてはすでに述べましたが、終わってからの支度部屋での会見によると、(私の推測通り)いろんな技を試しているようです。本人はそれを「楽しんでいる」と。
○照ノ富士(押し出し)琴勇輝 
 白鵬は朝青龍(やんちゃ横綱)引退したあと、ひとり横綱で相撲界を引っ張ってきました。
 東日本大震災のときは白鵬自ら率先して東北へ炊き出しに出向き、八百長問題で逆風が吹き荒れたときも一人者として相撲界を支えてきました。
 63連勝は双葉山(69 )に次いで2位、優勝回数 35回は1位、当分破られないでしょう。
 相撲解説者の杉山邦博さんにはこう話したそうです。
 「優勝の記録は達成したし、目標がなくなった。あとは相撲を楽しみたい」
○稀勢の里(寄り切り)日馬富士 
 これは本心だろうと思います。
 モンゴル出身で、日本の相撲界にこんなにも貢献してくれた横綱に、これ以上なにを注文つける。楽しんだっていいじゃないか。しかも我々にいろんな技を披露してくれるんだし。
日馬富士が負けた瞬間の白鵬 
 それを北の湖理事長が「横綱としてやるべきことではない」とイチャモン。
 「なにをいっとるんだ、この理事長は」と思ったら、その理事長が13日目の夜に急死。
 以前から体調が悪いのを隠して公務に励んでいたそうです。ことばもありません。
 今はただご冥福を祈るばかり。
○鶴竜(寄り切り)白鵬 
 明けて14日は豊ノ島、大砂嵐、琴奨菊がバタバタと休場。不戦勝が3番もあって白けました。

 そして優勝の可能性として千秋楽までに残った、日馬富士(1敗)、白鵬(2敗)、松鳳山(2敗)がいずれも負けて、日馬富士が優勝。
 「オレ、負けて優勝かよ」
 その瞬間、日馬富士の当惑した顔が印象的でした。これも前代未聞。
優勝した日馬富士 
 北の湖氏亡きあと、相撲協会はどう変わるのか、目標がなくなったあとの白鵬が新体制の協会側とどう折り合いをつけながら、自らの相撲を楽しんでいくのか、興味津々です。

 ※写真はいずれも千秋楽のものです。
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