翌日、伏見の友にメールを出しました。
 「夏過ごしたのは金沢八景のどこだ。また行くから探索してくる。すっかり変わっているぞ。できれば一緒に行こう。案内してやる」

 すぐに伏見からの返信。
 「もう忘れたけど漁村(漁師町)だったよ……。そこの漁港の防波堤から毎日リールを投げてキスやあいなめ、石鯛なんか釣って晩御飯のおかずにして食っていた! アサリもどっさり採れて……。つまり、こないだ亡くなった○○ホームの叔母さんの旦那が肺結核で漁師町の空き家を借りて療養してた頃、夏休み中遊びに行った思い出だ。いつも夕方になると、漁師の娘たちと一緒に泳いだりした純朴な少年時代が鮮明に思い浮かぶ」
野島の漁師町 
 なにが純朴な少年時代だ、と思ったけど、○○ホーム(戸塚)の叔母さんと聞いては捨て置けない。
 この叔母さんとは4年前に一度お会いしたことがあります。
 90代の半ばというのに、70代にしか見えない。小柄だけどほんのり色気もあり、不思議なパワーを感じました。
 もう一度お会いしたいと思っていたのですが、今年の2月に亡くなられました。

 そこで、こちらが出したメール。
 「金沢八景の漁村といえば、柴漁港、金沢漁港、野島あたりが考えられけど、地名は思い出せないか。年内は無理だけど、また行くから漁村にあったものや、海岸や沖の景色など、できるだけ具体的なものを教えてくれ」

 これに対して伏見からは乱雑なメモ書きと、
 「たしか、金沢文庫行きのバスに乗って行ったような気がする」
友人のメモ書き  
 うーん、金沢文庫に近いのは柴漁港だけど、このメモ書きでは金沢漁港のようでもある。いずれにしても写真と地図を送って、それで判断してもらうしかないか。

 そんなことを思っていると、今度は少し長めのメールがきました。
 「高校2年~3年の夏休みは鵠沼海岸(江ノ島の近く)でアルバイトしていた。あのとき初恋といえるかもしれないが、△△千恵子とゆう同じ年の女の子を好きになり、夕方の海辺で語り合ったのがしみじみ思い浮かぶ。あの海岸に行くことがあったら、江ノ島をバックに写真撮って送ってほしい。 
 今はないと思うが小田急ビーチハウスとゆうところでバイトしていた。もしあったら昔千恵子とゆう女がいたかと?たずねてほしい。髪の長い女だったよ。歌の文句じゃないけど、50年以上前の話してる俺はかなり可笑しいかもしれんが、無性に懐かしい。今会ったらお互い絶望するだろうな」
江の島 
 今度は鵠沼か。ころころ変わるヤツだ。
 それに、なにが千恵子だ、長い髪をしてただと? 五番街のマリーじゃあるまいし。
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