清瀬高校からの帰り、志木街道で見つけた長源寺。
 曹洞宗のお寺で、山号は清戸山。本尊は釈迦牟尼佛像。

長源寺。境内と本堂 

 境内には観世音菩薩が祀られており、その背後には竹林。この竹林はなかなかのものです。

観世音菩薩(長源寺) 

 その竹林の前に数株のアジサイが。

長源寺・竹林とアジサイ① 

 アジサイの古刹とまではいかないけど、ひっそりした風情があります。

長源寺・竹林とアジサイ② 

 というか、ひっそりし過ぎのような気も。
    

 おや? 竹林のなかに小さなお地蔵さんが。

竹林のなかに… 

 こわい顔をしておられるが、なかなか含蓄のある表情だ。
 こんなお地蔵さんがひっそりとたたずんでいるところがいかにも清瀬らしい。

          

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 わが家から最も近い東京都は清瀬市。
 川越街道を南下して、英インターを越えて新座市に入り、そこから南西に向かうとすぐ清瀬市です。
 その清瀬市の都立清瀬高校で、この時期アジサイの咲く中庭を一般開放する(あじさいウィーク)というので、5年前に訪れたことがあります。
 それを思い出して、「久々に行ってくるか」と一昨日(06/13)訪れました。
   

 アジサイが見られるのは同校の中庭遊歩道。ここに約500株のアジサイが植えられています。
 しかし……。

清瀬高校・中庭遊歩道入口 

 5年前に比べるとかなりショボい。

中庭遊歩道①   

 せっかくきたのだから、こちらとしては(好意的に)アジサイの密集しているところを重点的に撮っているけど、全体的にはお寒い限り。

中庭遊歩道② 

 いうのもナンだけど、5年前は正門に入ると職員の方が案内してくれたし、受付にも数人の高校生がいたけど、今回は無人。完全なセルフサービス?
   

 しかも氏名を記帳すると「あじさいマップ」(裏はカラー写真によるアジサイ名鑑)がもらえたのに、「あじさいマップ」は単色の紙。「名鑑」のほうは貸し出し制(使ったら返却)。
 ふーむ、ここも財政難で(?)アジサイに経費や人力を割くわけにはいかんのか。
      

 しかしアジサイはキャンパスの南側、東側の道路沿いにも約500株が植えられているとのこと。
 なるほど、東側の図書館通りの植え込みには色とりどりのアジサイが咲いています。

図書館通り 

 こっちのほうが見事だ。

セイヨウアジサイ 

 ちなみに5年前にもらったアジサイ名鑑によると、ガクアジサイでもいろんな種類があることがわかります。これは白花ガクアジサイ。

白花ガクアジサイ 

 これは珍しい(?)城ケ崎。

城ケ崎 

 ということで、清瀬高校のアジサイはキャンパス内より外の道路のほうが素晴らしいことがわかりました。

     

 何の脈絡もなく、御茶ノ水・湯島聖堂。
 ここは元禄3年(1690)、5代将軍徳川綱吉によって建てられた孔子廟で、のちに幕府直轄の学問所となりました。
  

 大成殿です。孔子が祀られているので孔子廟とも呼ばれています。

大成殿   

 そこから下りたところにある楷樹(かいじゅ)。
 楷はうるし科の木で学名は「とねりばはぜのき」

楷樹    

 孔子の墓所に植えられていた木で、今日まで植え継がれてきたとか。枝や葉が整然としているので、書道の楷書の語源にもなったといわれています。
   

 そのすぐ近くにある孔子像。
 孔子像としては世界最大のもので。昭和50年(1975)台湾のライオンズクラブから寄贈されたもの。

孔子像   

 仰高門。
 この日(02/17)は土曜日ということもあって観光客が多かった。

仰高門    

 学問の殿堂だっただけに、受験シーズンは混むとか。
  

 湯島聖堂の東側は坂道になっていて、昌平坂と呼ばれています。
 幕府の学問所のことを「昌平坂学問所(昌平黌)」といい、この周辺には三つの坂があり、それらを等しく「昌平坂」と呼び、この坂もそのひとつ。

昌平坂  

 アカデミックな風情が感じられます。


 堤体を挟んで、多摩湖とは反対側に段状の通路が見えます。
 これは「余水吐き」(よすいばき)といって多摩湖の余り水を宅部川に流すための水路で、落差約30m、水の勢いを抑えるための段がつけられています。

上から見た十二段の滝    

 段数が12なので「十二月段の滝」とも呼ばれています。これは下から見た「十二段の滝」

下から見た十二段の滝   

 昔は(水が余っていたため?)流されていましたが、東京の水需要が増えてからは、非常時以外は流さなくなったそうです。
  

 この滝の下(堤体の下)は都立狭山公園(東京都)になっています。
 春は桜の名所ですが、この時期は何もなし。

都立狭山公園①   

 あるのは遊具と雑木林のみ。

都立狭山公園②   

 公園の北側に神明系の鳥居が見えます。これは村社氷川神社。
 このあたり(宅部村)の鎮守だったとか。

村社氷川神社の境内   

 天照大御神を祀っているとのことで、やはり伊勢系らしい。

大黒様   

 祠には腕の折れた大黒様が置かれていました。

     



 狭山湖を南下すると、すぐ多摩湖(村山貯水池)に出ます。
 多摩湖は西湖と東湖に分かれていて、それぞれ高低差があり、水の流れは狭山湖→多摩(西)湖→多摩(東)湖の順です。

北側から見る多摩西湖(右)と東湖(左)    

 多摩湖は所沢市のすぐ南にあるので、埼玉県と東京都の県境と思われがちですが、多摩湖の周囲はすべて(北側も)東大和市の領土なので、多摩湖は東京都の管轄。
 東京都の大事な水がめです。
 最もその水源は羽村取水堰(東京都)なので、東京都の水ではあるのですが。
   

 東湖にきました。かすかに富士が見えます。(中央より左)

かすかに見える富士    

 この日(01/15)は晴れてはいたものの、空が霞んでいたため、はっきりとは見えなかった。残念。
   

 ここから堤体を通って南の広場へ。

南広場   

 堤体の左に古い親柱が残されていますが、これは前回の堤体補強工事(2003~2009)以前の堤体にあったもの。

親柱(左)と堤体   

 上部が黒くなっていますが、これは戦時中、カムフラージュするためにコールタールで塗られたとか。

    

 しかし多摩湖の名物といえば、何といっても取水塔。
 手前が「村山下貯水池第一取水塔」(大正14年=1925完成)、奥にある第二取水塔は、取水量を増やすために昭和48年(1973)に完成しました。

取水塔   

 この取水塔は「日本で一番美しい取水塔」だそうです。
 いささか自画自賛のきらいもありませんが、煉瓦造りの円筒に丸いドーム上の屋根(ネオ・ルネッサンス様式ですと)はなかなかの風情です。