富士見市の難波田城公園です。
  

 難波田城は中世に活躍した難波田氏によって築かれた平城で、昭和36年埼玉県旧跡に指定され、一部を整備して平成12年に城跡公園としてオープンしました。

城跡ゾーン   

 公園は、城の掘割を復元した「城跡ゾーン」、古民家を移築復元した「古民家ゾーン」に分かれています。

古民家ゾーン   

 6年前、初めてここを訪れたとき、「こんな立派な城跡公園が無料で入れるのか」と驚いたものですが、今は当たり前のように入っています。(富士見市の負担は相当なものと思われますが)
  

 何回もくると、「城跡」も「古民家」も飽きる(6月は花菖蒲や睡蓮などが見られるけど)ので、最近は資料館に。
 ここには中世から現代までの富士見市の歴史や社会風俗が展示されています。紙芝居もあり。

紙芝居 

 それとは別に、今は特別企画展「武鑑の世界――江戸時代の大名ガイドブック」をやっています。

鎧兜①   

 武鑑とは江戸時代につくられた武士の名鑑で、私も彦根藩士の末裔だけに興味があります。
  

 これによると手掛けたのは各城下の版元で、大名屋敷へ訪問して取材、資料をまとめて編集、そして印刷→製本→販売。購入者は各大名屋敷や武家。

城下町の様子  

 当初は出版事業としてうま味のある商売だったようで、江戸では10店以上の版元が乱立。
 そのため競争が激しくなり、バタバタとやめていったそうです。
 これは今の出版事情とまったく同じ。

鎧兜② 

 武鑑の内容より、そちらのほうに興味を持ちました。
 ※展示された武鑑の撮影は控えました。

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 大宮公園内に日本庭園があります。

日本庭園・南入口   

 地味な庭園ですが、どことなく深山幽谷(?)の風情。

池  

 四阿が見えます。

四阿のある風景   

 四阿もなかなかの風情ですが、休む人もなくひっそりしたもの。

四阿   

 南門の脇の池にはヒレナガニシキゴイが泳いでいます。
 このコイは尾びれ、背びれ、胸びれがふつうの鯉よりも1.5倍ほど長いので、この名がつけられました。

ヒレナガニシキゴイ   

 これは埼玉県の水産試験場がインドネシアのヒレナガゴイと埼玉県のニシキゴイを交配させてつくりだした品種で、皇居二の丸の池にも放流されているとのこと。
  

 ツツジもよく手入れされていました。

ツツジにも手入れが   

 人生に飽きしといへど躑躅燃え
     

 大宮氷川神社に隣接する大宮公園にも寄りました。
 面積が67.8haもある広い公園ですが、そのなかに小動物園があります。
  

 この動物園は戦後、埼玉県知事が北海道へ出張した際、開拓団の村「秩父峡」で見た子熊が、帰郷後北海道より知事公館に送られてきたのがきっかけで、公園に小さな檻をつくったのが始まりです。解説は1953年。(説明板)
  

 ざっと見たところ、鳥類の展示が充実しているように思われました。
 先ずは北海道で見られるタンチョウ。国の天然記念物。

タンチョウ   

 アフリカや中南米に分布するフラミンゴ。
 ツルに似ているけどツル目ではなく、フラミンゴ目フラミンゴ科の鳥。

フラミンゴ   

 オオバタン。オウム目オウム科。インドネシアのセーラム島に棲息。
 この鳥に向かって「コンニチワ、コンニチワ」とことばを教えているオジサンがいた。

オオバタン   

 ギンガサイチョウ。ブッポウソウ目サイチョウ科。エチオピア、ケニア~南アフリカ東部に分布。
 くちばしの上の突起物がサイの角のようなのでサイチョウというとか。

ギンガオサイチョウ   

 それにしてもこの鳥がブッポウソウ(仏法僧)の仲間とは。
 もっともブッポウソウは「ぶっぽうそう」とは鳴かないのが今や定説。
   

 シロフクロウ。フクロウ目フクロウ科。北極圏のツンドラ地帯に分布。
 他のフクロウと違い、日中でも活動し、小型のネズミ類を食べる。

シロフクロウ   

 フライングバードケージ(鳥館)を出たところにツキノワグマの檻があります。
 当園開設のきっかけになった動物ですが、大人気。この人たちをかき分けて前列で撮る勇気はなかったのであきらめました。

ツキノワグマの檻   

 熊の檻ひとだかりして園薄暑
     

 久しぶりの大宮氷川神社です。
 ここは関東近辺の氷川神社(約280社)の総本社。

氷川神社・三の鳥居  

 そもそもこの大宮という地名(かつては市名=今はさいたま市に併合)は「大いなる宮」があったことに由来するそうです。 
 社伝によると、2000年以上の歴史をもつといわれているから、西暦でいうとB.C.?

神池  

 同社の境内は江戸時代中期までは見沼(当時は広大だった)の畔にあって、もとは見沼の水神を祀っていたそうで、現在の神池 は見沼の名残とか。

参拝する人 

 末社には稲荷神社、宗像神社、松尾神社、御嶽神社……と有名どころがズラリ。

朱塗りの橋の向こうが楼門  

 ご利益は様ざまで、家内安全、無病息災、開運招福……などデパートのごとく、車のお祓いまであります。

車のお祓い 

 赤ちゃんの初参りもあれば、

初宮参の家族 

 婚礼の御一行も。

婚礼の御一行  

 かと思えば、境内の大きな木に手を当てて黙想している人。
 神のパワーが得られるのかな?

神木(?)に手を当てる人 

 今回の発見は境内の裏手にある蛇の池。
 これは見沼の水源のひとつで、ここが氷川神社発祥の地といわれる、とのこと。
 ふーむ、奥が深い。

蛇の池 

 ちなみに横浜の山下公園に係留されている氷川丸はこの氷川神社から名づけられ、船内(操舵室)の神棚には氷川神社の御祭神が祀られています。
    
 神泉の元に辿りて若葉風
      

 今年もきました川島町の「平成の森公園」。
 ここには「日本一長いバラのトンネル」といわれているバラ苑があります。

   

 これは自称ではなく、平成18年(2006)に「日本一の長いバラのトンネル」(日本一ネット)にとして認定されました。(入口に認定証)
 バラは約60品種、474本、全長340.5m。

 バラのトンネル  

 赤、ピンク、白、黄色……数種類のバラがあちこちに。
 昨年は「日本一長い」ことに感激(?)し、浮ついた気分で写真を撮りましたが、今年は落ち着いてバラのトンネルを見回ることができました。

バラの下  

 ふーむ、よく見るとバラの密集しているところや、葉っぱばかりのところ、なにもないところ……無原則である。まさにバラバラ(?)。

まだまだ続くバラのトンネル    

 バラの密集しているところには人が集まり、写真を撮っている人も多い。

バラを撮る女性  

 こちらも写真を撮っていると、後ろで待っている方もおられ、恐縮しました。
 「どうぞ、どうぞ」
 むしろ人が写ったほうがいい。
 花なんて人に見られてなんぼのもの。花だけの写真のなんと殺風景なことか。

しばしバラに見惚れる   

 このトンネルは8の字型になっていて、ふたつの中庭から見る景色も素晴らしい。
 外側から見るバラのトンネルも見事です。

外から見たバラのトンネル   

 バラ越しに見る中庭の四阿も風情があります。

バラ越しに見る四阿 

 この「バラの小径」は、かわじま合併50周年記念事業として平成18年1月に完成しました。
 バラの見せ方としては、横浜の「イングリッシュガーデン」に及ばないけど、こちらは無料で見られるのがありがたい。
    

 薔薇の咲く長きトンネル黄泉の路
       

 よろこべ、ゴールが見えてきたぞ。