今月の俳句をUPしたら早速川越の友からメールがきて、「このところ好調ですね」
 今は別々の句会に通っていますが、彼は俳句の達人で、しかもお世辞などいわない(?)人間だけに、こういわれるとうれしい。
         

 「花水木の句も先生◎くれてもよかったのにねえ」
 
髪切りてダンスホールや花水木
   

 私もこの句は気に入っていますが、宗匠からの特選はまず無理でしょう。「クリフサイド」は誰も知らなかった。

代官坂とトンネル、右端がクリフサイド    

 それでも同郷のおじさんひとり、
 「若い女性が髪を切ってダンスホールに挑む気持ちが花水木に込められている」
 と読み取ってくれました。
 私としてはこれでじゅうぶんです。
    

 横浜のクリフサイドについては、川越の友人は20年ほど前、ここで出版記念パーティーをやったそうです。
 ゲストに桂歌丸さん(横浜出身の落語家)たちがきたものの、客の半分くらいがヤクザみたいな人で、あとで会社から怒られたとか。
 ヤクザはご愛敬ですが、さすが出版人、横浜の有名どころはとっくにご存知。

クリフサイド     

 その彼が好きなのが、すぎもとまさとの「クリフサイドのリリー」
 この歌手は何年か前に『吾亦紅』を歌っていますが、内容がくどくど愚痴っぽい。
 それに比べるとこっちはさびの効いたいい曲です。これぞブルース。
      

 https://www.google.co.jp/?gws_rd=ssl#q=%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC 
         

 なるほどね。いかにも川越の友の好きそうな曲だ。

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 横浜・山下公園には、「赤い靴をはいてた女の子」のブロンズ像があります。

 「赤い靴をはいてた女の子」のタイトルの下には「A LITTLE GIRL WITH RED SHOES ON」と書かれています。
 「くれぐれもON(恩?)を忘れるなよ」と高校の英語教師がいってたのを思い出しました。 
山下公園

 赤いくつ はいてた 女の子
 異人さんに連れられて 行っちゃった

 横浜の 波止場から 船に乗って
 異人さんに連れられて 行っちゃった

 この歌は、知人の女性が家庭の事情で小さな娘をアメリカ人宣教師夫妻の養女に出し、その子が海を渡ったというのを聞いて、野口雨情が作詞したといわれています。
山下公園の銅像 山下公園の銅像 山下公園の銅像
 これについては異説があって、永六輔さんなどは、社会主義運動を手伝っていた若い女性が突如官憲に捕まって行方不明になったことを、当時社会主義者だった野口雨情が歌にしたといいます。
 「赤い靴というのは社会主義の象徴ですよ」

 ところが……。
 この女の子は、実際にはアメリカには渡らなかったというのです。
 実は麻布十番(東京都港区)に、もうひとつの「赤い靴をはいてた女の子」の銅像(大理石製)があります。
 説明書きによると、この女の子は「きみちゃん」といって、アメリカ人宣教師夫妻の養女になるはずでしたが、不治の病に冒され、明治44年9月、麻布永坂町(現・十番稲荷神社)の孤児院で亡くなりました。享年9つ。
 母親は「娘はアメリカに渡って幸せに暮らしている」と思い込んだまま他界したそうです。
麻布十番の像 麻布十番の像
 「横浜にもあるけどね。これが真実なんだよ」
 銅像の写真を撮っていると、地元(?)のオヤジがしたり顔に声をかけてきました。
 うるさいな、もう。

 野口雨情は後にこの真実を知りました。
 それを思うと4番の
 「赤い靴 見るたび 考える
 異人さんに 逢うたび 考える」
 の歌詞が妙に思想性を帯びて聞こえてきます。
 やっぱり永六輔説のほうが正しい?

 ともあれ、今となっては小さな女の子の命に手を合わせるしかありません。
 合掌。