2017.08.24 花咲徳栄優勝

 昨日(08/23)の南関東は34℃の真夏日。
 こんな日はエアコンの効いた室内で甲子園大会の決勝を観るに限る。

花咲徳栄ホームイン  

 当方にとって、最も応援する東北勢と最も応援しない近畿勢は敗退したので、気楽なもの。
 花咲徳栄、広陵、どちらが勝ってもいいか。
 埼玉に住んでいるのだから、花咲徳栄を応援するんじゃないのかって?
 うーん、このあたりちょっと複雑でね。
 強打者・中村奨成のいる広陵にも勝たせたいような……。

三回、中村三振  

 花咲徳栄は一回、広陵エース平元の立ち上がりを攻め、3連続長短打で2点を先取しました。
 対する広陵は二回、三回に1点ずつ。それどころか五回には6点も入れられ、差は開く一方。

 九回、二死満塁で打った  

 これには広陵の守備の乱れが目立ちました。
 二死で、外野へ平凡なフライが上がる、あるいは遊撃手が捕って二塁へトス、誰しも「これでチェンジ」と思ったところがポロリと落球、余計な点を与え、守備がなかなか終わらない。
 野球の名門校らしからぬ集中力を欠いた守備でした。

ライトが捕って試合終了 

 注目の中村は、1打席目(一回)左翼線二塁打、2打席目(三回)空振り三振、3打席目(五回)三塁内野安打、4打席目(七回)空振り三振、5打席目(九回)左翼線二塁打。
 5打数3安打とよく打ったけど、後続に安打が出ず、なかなか点が取れない。
          

 花咲徳栄 2 0 2 0 6 4 0 0 0=14
 広  陵 0 1 1 0 1 1 0 0 0=4
        

 花咲徳栄は全員振りが鋭く、どこからでも点の取れる打線。
 守備も鍛えられていて、よく守った。

試合終了のあいさつ

  特筆すべきは、綱脇慧(3年)と2清水達也(3年)の投手の二枚看板。
 これについては、私は埼玉予選から見ており、「甲子園では通用しないのではないか」と案じていたのですが、完全にくつがえされました。岩井隆監督に脱帽。
 エース級投手をふたり、よく育てたと思います。
 ふたりとも広陵の中村に逃げずに勝負したし、天理戦であれほど打ちまくり大量点を取った広陵打線を4点に抑えたのは立派。

よろこぶ花咲徳栄ナイン  

 広陵の試合を全部見たわけではないけど、強打者中村に対してほとんどの投手は勝負したと思います。
 「走者もいないのに、監督の指示で敬遠」なんて、投手にとってこんな屈辱的なことはない。
 抑えれば自慢になるし、打たれたとしても、相手打者への思い出が残る。そんな場を与えてやるのが高校野球ではないか。
 これは25年前の「松井5打席連続敬遠」の苦々しい「事件」が教訓になっている?

ガックリと肩を落とす強打者・中村奨成捕手 

 話が逸れましたが、今大会の花咲徳栄は強かった。まぐれではなく、どの試合も実力で相手を圧倒しました。
 こうしてみると、埼玉が優勝してよかった、よかった。

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 こんなこともあるのか、と思いました。
 昨日(08/19)の甲子園大会・第4試合の仙台育英vs.大阪桐蔭戦です。
  

 大阪桐蔭は春も優勝しており、今夏も優勝候補。選手層も厚く、大阪桐蔭有利と見ました。
 試合は一回から緊迫した投手戦。
 互いに走者を出すものの、好守備に阻まれて得点できず、七回まで無得点が続きました。

 試合が動いたのは八回表、大阪桐蔭は二死二塁から中川のヒットで1点先取。
 その裏、仙台育英も二死二塁からヒットが出て走者が本塁を突くが好返球でタッチアウト。
 これが明と暗の別れ目となった?
  

 1点をリードされたまま、九回裏の仙台育英の攻撃は二死。
 「これは勝負あった」と思いました。
 ところが5番杉山がヒットで出塁。そして盗塁。
 ふつうなら走らせないけど、走者のスタートがよく、しかも大歓声で一塁手の「走った」という声が投手には聞こえなかったらしい。
 それに動揺したか、大阪桐蔭の柿木投手は次打者には四球を出して二死一、二塁。
  

 7番若山の当たりは平凡な遊ゴロ。一塁に滑り込んだものの送球のほうが早く、タイミングは完全にアウト。
 誰しも「試合終了」と思ったところが、審判の判定はセーフ。一塁手の足がベースから離れてました。

一塁セーフ 

 これで二死満塁。
 8番馬目は本来控えの選手ですが、それまで好投していた大阪桐蔭の柿木投手の球をひと振りすると、打球は前進守備の外野手の頭上を越えて転々し、三塁、二塁の走者が還って逆転サヨナラ。2x-1で仙台育英が勝ちました。

二死満塁で馬目が打った 

 大阪桐蔭にしてみれば悔やんでも悔やみきれないでしょう。
 遊撃手からの送球を一塁手が捕って「勝った」と思ったら、勝利の女神がスルリと逃げた。
 再生して見ると、一塁手が捕球したときは足がベースから離れ、あわてて踏み直したときにはその前に打者走者がベースタッチしていた。審判はよく見ていました。
 一塁手にとっては痛恨の極みだったでしょう。試合後泣き崩れていましたが、いつまでも自分を責めないでほしい。

打球は外野手の頭上を越え   

 こうして見ると、仙台育英は九回裏の相手エラーを活かしただけで勝ったように思われるけど、強力な大阪桐蔭の打線を1点で抑えた長谷川投手の粘り強い投球が勝利を呼んだと考えられます。

逆転の走者がホームイン   

 私はいつも甲子園大会の応援順位は、東北>……>関西なので、本来なら単純に「よかった」と思うのですが、今回ばかりは負けた大阪桐蔭に思いを寄せました。
 人生にはこんなこともある、これを糧に人間的に大きくなってほしい。

大阪桐蔭ナイン   

 本当にいい試合でした。両チームに感謝します。

 昨日(08/08)は全国高校野球甲子園大会の初日(雨で順延)。
 開会式直後の第一試合、彦根東(滋賀)vs.波佐見(長崎)を観戦しました。というより、彦根東の応援。
  

 前にも述べましたが、私の祖先は彦根藩の下級武士。
 彦根東高校の歴史は古く、元は彦根藩の藩校「稽古館」、明治になって「滋賀県立第一中学校」。
 その流れを組む伝統校です。
 さらに父の従妹が同校の家庭科の教師だったため、浅からぬ因縁があります。

彦根城の中濠内にある彦根東高校    

 私の高校野球応援の優先順位は①東北・北海道>②北陸・中部>③関東>④九州>⑤四国・中国>⑥東海の順。関西(京都)出身ですが、応援順位では最後。しかし彦根東は別。
 波佐見に関しては学生時代の友人に長崎出身者がいるけど、まァいいか。

波佐見は陶器が有名   

 その波佐見は二回表、先頭打者が右翼席に突き刺さるようなホームランで先制。
 しかしその裏、彦根東もタイムリーで同点。

二回表、波佐見、ホームランで先制   

 その後は三回表にタイムリーで1点リードされるも、その裏、彦根東に3ランが出て4-2。
 「これはいいぞ」と思ったものの、六回に1点、七回に2点を挙げられ、4-5と逆転されました。彦根東は走者を出すものの、波佐見の隅田投手(2年)に抑えられ、追加点が取れない。これはいかん。

九回裏、彦根東、内野ゴロで同点   

 そして九回裏、彦根東は1死一、三塁から内野ゴロの間に同点に追いつき、さらに2死一、二塁から4番の岩本道徳(3年)がライト前にヒット。二塁走者が上手くホームベースに滑り込んでセーフ。決勝点を挙げました。いやあ、よかった。

彦根東、決勝のホームイン 

 波佐見 0 1 1 0 0 1 2 0 0   =5
 彦根東 0 1 3 0 0 0 0 0 2x =6

上からの角度で見てもセーフ    

 彦根東は4年前にも甲子園に出場しました。
 このときは骨折で入院していたためベッドで観てましたが、花巻東(岩手)に9-5で負け、「高校野球を観る楽しみが半減した」と思ったものです。

試合終了後のあいさつ 

 彦根東はこのときが初出場ではなく、今回で春夏通算5回目の出場とか。しかし勝ったことはなく、今回が初勝利。
 ニュースでは台風5号の大雨で、彦根市のとなりの長浜市は川が氾濫して大きな被害を受けたけど、これが激励になってくれれば。
 次回は7日第3試合の2回戦で、相手は青森山田。うーん、手ごわいぞ。

        

 暑い日は外の徘徊はやめて、冷房の効いた部屋で高校野球を観るに限る。
 昨日は西東京の準決勝を観ました。
   

 第一試合、早稲田実vs.八王子。
 注目はやはり清宮でしょう。
 しかし1打席目は二ゴロ、2打席目は四球(このときは次打者の右中間二塁打で一挙ホームインした)、3打席目は捕飛に打ち取られた。

三回清宮の力走で2点目   

 注目は七回の打席。
 これまで八王子のエース米原は大きく外すボールが多く、「まともな勝負はしないのかな」と思っていた三球目、外角低めの変化球を鋭く振り抜くと、打球は左中間へのライナー。そこへシフトしていたレフトが捕るのかな、と思ったら、球はグンと伸びてスタンドへ。

七回、清宮打った   

 これはすごい。
 これまで私はニュースなどで清宮のホームランを見ていたけど、(TVとはいえ)実況中継で見ると「これは強打者だ」と実感します。いいものを見ました。
  

 試合は4-1で早実の勝ち。
 早実は「投手力が弱い」といわれていたけど、エース雪山(2年)はよく投げた。投手力は弱くはないと見ました。

九回裏二死一二塁で打者三振、試合終了    

 早稲田実1 0 1 0 0 0 1 1 0 =4
 八王子 0 0 1 0 0 0 0 0 0= 1
   

 この両チームは(埼玉の決勝と違って)最初からエースを出してくるところに好感を持ちました。

 *

 第二試合、日大二vs.東海大菅生。
 これは観たのは途中から(悪いネ)。かなりの乱戦だ。
  

 最初から見てないのでわからないけど、後半の点の取り方を観る限り、やはり菅生のほうが長けていたのではないか。

第二試合終了 

 日 大 二 0 1 0 2 0 5 0 0 0=8
 東海大菅生 1 0 5 3 0 1 1 0 X=11
  

 決勝は明日(07/30)だけど、どうするかな。川越夏まつりもあるし。

 昨日(07/27)は高校野球埼玉大会の決勝戦をTVで観ました。
 毎年1回は大宮県営球場まで行って観戦するのですが、今年はとうとう行かずじまい。
   
 決勝は花咲徳栄vs.浦和学院。
 埼玉を代表する強豪校の決戦ですが、私はなんとなく花咲に分があるように思いました。
 というのは、ここ2~3年大宮県営球場で見る限り、花咲は試合運びが上手い。大物打ちはないけどコツコツ当てて卒なく得点する。守備も堅実。
 対する浦学は今年は絶好調で秋の関東大会や春の埼玉大会で花咲に勝って優勝しているので、前評判では浦学有利といわれているけど、この2~3年まったく精彩がなかった。急な強さが本物かどうか。

5回表、花崎徳栄、死球で2点目が入る    

 序盤は互いにチャンスがあったものの決定打が出ず無得点を重ねましたが、試合が動いたのは五回表花咲の攻撃。振り逃げ、二塁打、無死満塁。
 浦学は次打者に対して2ボールとなったところで投手交代。これが裏目に出て、押し出しの四死球などで4点を失いました。大事なところで四死球を出し、守備も乱れ、監督の迷(?)采配が出たとあっては、強さは急造のものと思われても仕方がない。

6回裏、浦和学院、2点本塁打   

 それでも六回裏、佐野の二点本塁打で一矢報いたけど、七回からは花咲のエースの清水に抑えられて手も足も出ず、ゲームセット。
         
 花咲徳栄 0 0 0 0 4 1 0 0 0=5
 浦和学院 0 0 0 0 0 2 0 0 0=2

ショートゴロで試合終了  

 花咲徳栄は危なげなく勝ったけど、甲子園ではそう簡単に勝てないと思います。
 私が気になるのはエース温存策(浦学も同様)。
 いちばん信頼できる投手だから後で出すという戦略はわからないわけではないが、その場合先発投手にも同じような力量が求められます。

花崎徳栄5ー2浦和学院   

 昨年の甲子園大会では関東、近畿の強豪校がエースを温存したために初戦敗退するという番狂わせ(?)が生じました。
 先発が崩れて大量失点し、その後エースが抑えたのですが、「だったら最初から出ろよ」との思いでした。
  
 むろん監督には監督なりの(長期的な?)戦略があり、これが最近の傾向なのでしょうが、決勝まで残った作新学院(栃木県)と北海(北海道)は最初からエースが投げ抜きました。
 これを監督、選手がどう判断するのか。見ものです。