昨日はTVで「第66回別大マラソン」を観ました。
  

 レースの中盤まではトップグループは10人以上いたのに、徐々に脱落していって35kmすぎからデレジェ・デベレ(30・エチオピア)と中本健太郎(34・安川電機)の一騎打ち。
 39kmあたりから中本がスパートをかけました。デベレとの差は開く一方。

中本とデブレの一騎打ち   

 中本といえば4年前、川内優輝(埼玉県庁)とデッドヒートの末競り負けた苦い思いがある。
 彼はそれが常に心にあり、「今回はなにが何でも優勝」という意気に燃えていました。
  

 結果は中本が1位でゴールし、優勝。2時間9分32秒.
 2位はデペレ。

中本優勝   

 しかし今回は盛り上がりに欠けました。
 中本選手の臥薪嘗胆が報われたというのは、けっこうなことだけど、有力な外国選手は出場していたのか。
 女子マラソンでもそうだったけど、有力な選手がいないところで勝ってもそう単純によろこべない。こんなことで世界に勝てるのか。
 マスコミはそんなことを一切突っ込まず、ただただ日本選手をほめそやす。

*    

 話は変わるけど、スキージャンプW杯でまた日本の女の子が優勝しました。「最多優勝に迫る」とマスコミは騒ぐけど、オリンピックでは入賞すらできなかった。
  

 本人は「調子が悪かった」と言い訳していたけど、とてもそんなレベルじゃない。
 世界には彼女以上に強い選手がごろごろいることがわかりました。
     
 欧米の有力選手はW杯をさほど重視しておらず、出場しても小手調べ程度。
 しかしオリンピックとなると、目の色変えて挑んでくる。それが実情です。
    

 マスコミはそんなこと百も承知のくせに、この女の子をやたら持ち上げる。そうとでもしないと、マスコミ自体が立ち行かないから?
 欧米では考えられないことで、スポーツマスコミはもっと厳しい。
       
 当方は、この女の子が称賛されるたびに「オリンピックで優勝してくれ」とつぶやいている。
 へそ曲がりジジイで悪かったね。W杯、何度でも勝ってくれェ。
           

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 昨日(01/29)は大阪国際女子マラソンを観ました。
 解説陣は過去のオリンピックで優勝した方々をそろえるなど豪華なメンバーですが、選手の顔ぶれはというと、今ひとつ盛り上がらない。
 海外の有力選手はきているのか。
 いつもならアフリカ勢が強力なのに、今回は見かけなかった。

大阪城公園   

 報道するほうも日本人選手ばっかり取り上げている。
 そのなかで知った顔はといえば、5年前ここで優勝した重友梨佐(29=天満屋)ぐらい。
 この人、ここでデビューしてオリンピック選手になったものの、その後はパッとせず、怪我などもあって伸び悩んだ。
  

 そのためか局側はこの人よりも若い選手ばかり注目する。
 その注目の仕方も、元バレリーナはともかく、「日本刀を抱える気持ちで走っている」という物騒な(?)選手もいたりして。
 こういう仰々しい表現をするときは得てして内容が乏しい。
 ざっと見たところ、若くて可愛い選手はいるけど、選手としては小粒と見ました。(悪いネ)

堀江を重友が追う   

 レースはトップを走っていた堀江美里(29=ノーリツ)を、前半出遅れた重友がジリジリと追い上げ、35kmすぎに追いつき、一気に抜き去った。
  

 それまで若い選手のことばかり話していた解説陣は手のひらを返したように、
 「やっぱり重友さん、いろんな対応ができてますね」
 「彼女には風格があります」
 「彼女は怪我を克服しての今ですから、これまで臥薪嘗胆が実りましたね」
 「これには武富監督(天満屋)とのマンツーマンの指導も大きいようです」
 「今日はお母さんの○○さん、叔母さんの△△さんも沿道から声援しているそうですよ」
 と余計なことまでしゃべる、しゃべる。

重友が堀江を抜いた   

 重友は首位になっても緩めることなく、1位でゴール。2時間24分21秒。
  

 マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦氏(60)によると、「我われが設定したネガティブスプリットに近い走りを見せてくれた」との評価で、世界陸上の有力候補だとか。
 ネガティブスプリットとは初耳ですが、前半より後半が速い走法とのこと。海外の有力選手はほとんどこれだって。

重友優勝    

 聞くところによると、重友選手は母親から引退勧告もされたそうで、いろいろ苦労したらしい。
 苦労した人が報われたのはよかったけど、なんだか物足りない。
 もっと若くて生きのいい選手が出てきてほしいし、そもそも有力な外国選手がこなかったのではないか。
 これでは世界から取り残されそうな気がするんだけど。

 大相撲初場所が終わりました。
 結果は大関稀勢の里が14勝1敗で優勝。早くも横綱昇進の声も上がっています。
 19年ぶりに日本出身の横綱誕生ということで世間は盛り上がっているけど、私は今ひとつ納得がいかない。
   

 今場所は横綱が弱すぎた。
 日馬富士、鶴竜はぼろぼろ負け、日馬富士は7日目で休場。
 鶴竜もひどかった。苦し紛れに引くと必ずつけ込まれて、押し出された。10日目で5勝5敗。
 横綱の成績ではない、と思っていたら11日目で休場。
 金星をプレゼントしすぎるよ。勝ったほうも相手が不調な横綱だから、よろこびも半減?
  

 不甲斐なかったのは琴奨菊と照ノ富士の二大関。
 とくにカド番の琴奨菊は負け越して大関陥落が決定。それでも最後まで取り続けるというのは立派ではあるけど、痛々しい感じがしたし、下位の力士への白星大盤振る舞いは果たしていいことなのか。

千秋楽・〇琴奨菊ー●照ノ富士   

 白鵬も7日目までは全勝していたけど、8日目は荒鷲に、9日目は高安に敗れた。二番ともふわーッと立って、あまり覇気が見られなかった。
 白鵬はこれまで寄り切りで勝つよりも、引き、投げ、はたきで相手を土俵に転がすことを信条としてきたが、それが通用しなくなる時期がくるのではないか。今場所はそれを感じました。
 14日目、貴ノ岩に敗れたのも相手をなめていたとしか思えない。「組めばなんとかなるだろう」と安易な気持ちで引っ張り込んだら、グイグイ寄られて完敗。

14日目・〇貴ノ岩ー●白鵬   

 そんななか稀勢の里は着実に勝っていったけど、けっこう危ない相撲もあったぞ。
 私の印象では稀勢の里が強いというより、他の三大関(豪栄道は不戦勝をプレゼントしたし)、三横綱がそろって不調だった。もっとも横綱・大関の力が落ちていると考えれば、相対的に稀勢の里が強くなったといえるのだけど。

14日目・〇稀勢の里ー●逸ノ城    

 それにしても白鵬は押し相撲が下手。
 千秋楽の稀勢の里戦ではしゃにむに寄り立てたものの、土俵際のすくい投げで転がった。以前もこんなことがあったけど、上体だけで突っ込んでいる。
 11日目の照ノ富士戦では、左上手が取れない四つ相撲からいきなり巻き替えにいって一気の寄り。土俵際は腰も落として完璧だった。この寄りが稀勢の里戦で出ていれば。
 (もっとも照ノ富士が不調だったから決まったと考えられるけど)

千秋楽・〇稀勢の里―●白鵬   

 やはり白鵬の相撲信条である「引き、投げ、はたき」で勝つことのツケが回ってきた?
 押し相撲を体得すればもっと強くなったのに。
 いや、もうじゅうぶん強かったからいいのか。

 昨日(01/15)は寒かったので徘徊はせず、TVで女子駅伝(第35回全国都道府県対抗女子駅伝)を観てました。
 この冬最大の寒波ということで、全国的に大雪に見舞われました。(わが南関東は晴れ)
 京都も前日からの大雪で、市内は雪が積もり、西京極陸上競技場をはじめ、各コースでは大会関係者や地元の人たちが雪かきをして、整備してくれたとのこと。ご苦労様です。

2区・神奈川と京都の争い    

 序盤は神奈川と京都との争い。
 4区は私の地元(熊野→百万遍→銀閣寺は深夜マラソンのコースの一部)だったので、観るのにも力が入ります。

4区(今出川通)  

 この区は神奈川がトップで「ええぞ、ええぞ」と思ったら、長崎の広中璃梨佳が首を振りながらの力走(和製ラドクリフ?=解説者)で10人抜き、さらに神奈川を抜いて(これで11人抜き)トップで5区へ。この選手はすごい。

4区・神奈川は長崎に抜かれる   

 5区(北白川山田町→国際会館前)・6区(国際会館前→北白川別当町)は猛吹雪。
 そのため選手の姿も見えないほど。こんなことは初めて。

 5区は猛吹雪  

 6区あたりから千葉がじわじわと出てきて神奈川に代わってトップグループに。

6区(跨線橋)

 それでも8区(中学生区間)は6チームほどがダンゴになって走るというまれに見る混戦。9区のアンカー勝負になりました。

8区はダンゴレース   

 9区は千葉がトップでたすきを受け取ったのですが、京都の筒井咲帆があっさり抜いてトップを独走。
 ところが岡山の小原怜が驚異の走りで8位から7人をごぼう抜きし、ぐんぐんトップに迫る。
 その時間差は12秒、10秒、7秒、5秒……と縮まっていき、最後は2秒差。トラック勝負になりました。

9区・追い上げる岡山 

 京都としては昨年もアンカーが抜かれて優勝を逃しているので、気が気ではなかったはずですが、なんとか持ちこたえてトップでゴール。
 2時間17分45秒。京都は最多優勝記録を16回に伸ばしました。
 2位は2秒差で岡山。3位は千葉。 4位長崎、5位愛知。

京都が1位でゴール   

 私は基本的には関東のチームを応援しているけど、故郷京都にも多少の愛着はあります。
 その意味では京都が優勝してくれてよかった。

 正月の2、3日は外出せず、箱根駅伝を観るのが恒例になりました。
 どこが勝つかというより、コースに興味があるから。

 むろん沿道には人がいっぱい出ているし、カメラはほとんど走る選手の前から撮っているので、国道1号でもふだん見る景色とはまったく違うことは承知の上ですが、それでも「ああ、あそこを走っているのか」と思うと楽しい。
 

 2区の権太坂だって国道1号だから、私が歩いた旧東海道とは違う。
 旧東海道のほうが険しい。(道幅も狭い)
 それでも何となく愛着があります。

2区・権太坂  

 この区間を制したのは神奈川大の鈴木健。
 やっぱり「地元の利」か、と思ったのですが、後続が続かず、青学に抜かれてしまいました。

5区・函嶺洞門   

 往路はやはり5区の山登りが面白い。
 箱根に入って、函嶺洞門の脇を通り、大平台のヘアピンカーブを曲がり、宮ノ下(富士屋ホテル)、小涌園を通る。

5区・小涌園前 

 往路は青学大が3年連続で制覇。やっぱりなあ。

往路ゴール 

 翌日の復路6区は首位青学を33秒差で追いかける早大が差を縮めるのではないかと期待したけど、逆に開く一方。ところが……。

6区・大平台 

 7区に入って後半、青学の田村がヘロヘロ状態。表情も苦しげ。車のなかから原監督のゲキが飛ぶ。(裏では給水できないかと交渉していたらしい。却下)
 早大はチャンス。俄然走りが力強くなる。
 しかし追い上げもそこまで。
 田村は何とか逃げ切って平塚中継所でたすきを次(8区)の走者へ。

7区・青学苦戦   

 青学としてはここが最大のピンチでしたが、あとは安定していました。
 早大としてはここで抜けなかったのが痛く、9区では東洋大に追い抜かれ3位に。

 8区・遊行寺坂  

 今回でも繰り上げスタートは何度も見かけました。
 6区の箱根スタート、小田原、平塚各中継所では、国士館、学連選抜が繰り上げ。
 さらに戸塚中継所では5チームが。

鶴見中継所では5チームが繰り上げスタート   

 前の走者がこないのに、旗が振られてスタートするのは何とも侘しい。
 そして前の走者は中継所に入ってきたものの、たすきを渡す走者は出発したあと。
 大ていの走者はガックリして、その場に崩れます。

中継所にたどり着いたものの 

 以前はこれが気の毒でしょうがなかったけど、最近は「これも人生の試練。これを糧として頑張れよ」と思うようになりました。
  

 聞けば今回5位に入ってシード権を獲得した神奈川大は、昨年は繰り上げスタートに涙を飲んだといいます。臥薪嘗胆した甲斐がありました。

青学が総合優勝   

 優勝は今年も青学。11時間4分10秒。3連覇。強い。