2017.04.07 新河岸川の桜

 川越の桜といえば新河岸川に尽きます。
  

 先ずはこの風景(↘)をごらんあれ。
 これが新河岸川で、川越市の市街地をぐるりと(半円状に)囲んでいます。
 これは氷川橋から田谷橋の間の300mほどの川沿い。桜並木になっています。

新河岸川   

 氷川橋は川越氷川神社の裏にあって、とくに大勢の花見客が集まります。

氷川橋にて①   

 桜が間近に見られるから?

桜のクローズアップ   

 いつも和服姿の女性がいるのですが、なぜなのかよくわからない。観光にひと役買っているのかな。

氷川橋にて②    

 氷川橋から田谷橋まで桜並木を遡ります。
 自撮りをしている人。

自撮りする人   

 船着き場に下りてみると、対岸には数人の人が下りている。
 当方と同様、桜のトンネルを下から見たいという心理が働くからか。

船着き場から 

 上から見た新河岸川。川面に映る景色にもご注目。

和風 

 そうこうしているうちに田谷橋に着きました。
 このあたりになると、極端に人が少なくなります。

田谷橋付近   

 このあたりには洒落たレストランや、気の利いた居酒屋があるわけではないけど、桜を愛でることの風流さをつくづく感じさせられます。
 こうなると、花見も一種の文化ではないか。
      
 ここにくるとそんなことを思います。もっとも年に一度ですが。
  

 遅桜映す川面のゆったりと

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 仙波東照宮の石段の脇に桜が咲いているのを見つけました(03/22現在)。
 ソメイヨシノ? まさか。

仙波東照宮   

 この木は特別らしく、柵で囲ってありました。
 幹につけられた名札を見ると、「エドヒガン桜・樹齢?百年」とあります。

伊豆守お手植えの江戸彼岸   

 川越の観光情報によると、これは川越城主「松平伊豆守信綱」が植えたとされる桜だそうです。
 「本当かね?」と疑うのは野暮。栗東の歴史研究家にいわせると、そういう言い伝えがあることが大事なのだそうです。
  

 その北にある「喜多院」。
 ここも桜の名所で、満開時には多くの花見客で賑わい、屋台も出ますが、ソメイヨシノはまだまだ。

ソメイヨシノはまだまだ   

 しかし、しだれ桜は咲いていました。
 ここのしだれは見事。とくにしだれ越しに見る多宝塔はなかなかのもの。

喜多院のしだれ桜   

 これも由緒あるしだれ桜かもしれないけど、当方の知ったことではないわい。

しだれ越しの多宝塔   

 名刹を隠して枝垂桜かな

 昨日(03/22)の午後、川越の中院に行ってきました。
 東京ではソメイヨシノの開花宣言。
 ならばこちらのしだれ桜なら、もっと咲いているだろう、と。

中院・境内   

 おッ、咲いてる咲いてる。本堂の近くではしだれ桜が満開に近い状態。
 当院のしだれ桜は有名で、毎年この時期になると大勢の人が訪れます。

しだれ桜   

 さらに境内ではエドヒガン(江戸彼岸)が咲いていました。
 これも彼岸といわれるようにソメイヨシノよりは早い。

エドヒガン   

 まだあります。
 観音堂の脇の寒緋桜。エドヒガンより早く咲いたと思われます。

地蔵のうしろに寒緋桜と竹林   

 竹林の緑を背景に鮮やかなピンクが見事です。(どぎつい感じもありますが)

寒緋桜   

 珍しいところでは墓場の隅に咲いている白い十月桜。
 これは秋と春、二度咲くそうです。

十月桜   

 オマケはしだれ桜の脇に咲いていたミモザの花。鮮やかな黄色はなかなかのインパクト。

ミモザ   

 茶室「不染亭」の脇に咲いている白木蓮。これも見事。

白木蓮   

 ミモザも白木蓮も本来なら主役級なのに、ここでは桜に譲って脇役に。
  

 黙然と庭に身も座す桜かな

 
今回は駄洒落句で悪いネ。


2017.03.04 仙波浅間神社

 富士山ついでにいうと、全国各地にある浅間神社というのは富士山信仰の社。
 ここ川越市富士見町の仙波浅間神社は神明系の鳥居ですが、富士山を信仰しています。

浅間神社・鳥居    

 境内にある小高い塚は、仙波地区に点在している古墳群のひとつで、富士山を模していて、その上に拝殿があります。御祭神は木花咲耶姫命。

浅間神社古墳    

 同社の説明板にはこう記されています。
 「康平年間(1058~1065/平安時代)源頼義が奥州征伐の途次に分霊したのが始まりで、長禄元年(1457)太田道灌が再営、永禄9年(1566)北条氏の臣・中山角四良左衛門が再興……」
 そして、
 「天井には江野楳雪による百人一首歌仙像の絵が組み込まれている」

拝殿   

 なるほど。天井には百人一首の絵?(千社札が貼られていた)

拝殿の天井   

 拝殿の裏には溶岩を積み上げた富士塚。
 そのなかに本殿があり、両端には神の使いである猿が守っています。

神の使いの猿    

 下には富士山の噴火口を表した岩穴。
 石で固められたもっともらしい穴だけど、開運と安産にご利益があるそうな。

溶岩を積み上げた富士塚

 誰だ、タバコの吸い殻を捨てたヤツは。バチが当たるぞ。

噴火口(?)   

 啓蟄や火口に鬼のざわめきて

 富士ついでに川越城本丸御殿近くの富士見櫓(やぐら)跡に寄りました。
 かつて川越城の櫓が建てられていたところです。

富士見櫓の全景   

 解説板にはこう書かれています。
 「天守閣のなかった川越城には東北の隅に二重の虎櫓、本丸の北に菱(ひし)櫓、西南の隅に三層の富士見櫓があって、城の中で一番高い所にあった富士見櫓が天守閣(てんしゅかく)の代わりとなっていたと思われる」

頂上   

 上に登ってみたものの、櫓らしきものはなにもない。ただの広場があるのみ。
 櫓は明治になって取り壊されたそうです。
 おそらく昔は富士が見えたと思われますが、その眺望は望むべくもない。

頂上からの眺め   

 ここは御嶽(おんたけ)神社が祀られているのだそうで、山頂の奥には御嶽神社、浅間神社、さらに富士見稲荷が祀られています。

御嶽神社 浅間神社   

 ふーむ、浅間神社は富士信仰の神社だから、わからぬでもないけど、ここは神々の御座(おわ)すところであったか。

富士見稲荷   

 しかし当方のような「信心浅き者」にとっては、当時の様子もわからなければ富士も見えないという、「泣きっ面にハチ」(比喩が間違っている?)のようなところでありました。