昨日のレトロビルのすぐそばに水上署があり、その裏は西岩壁です。
 ここにマーメイド像があります。

マーメイド象   

 実物の5分の4の大きさで、デンマークのコペンハーゲン港と大阪港の文化交流のしるしとして平成7年(1995)に寄贈されたものだそうです。
     
 その北には遊覧船の船着き場などがあって、その先は北2号岩壁。

北2号岩壁   

 このあたりは「サンセット広場」と呼ばれる夕陽の名所。

サンセット広場    

 ちょうどサンタマリア号(観光クルーズ船)が入ってくるところでした。

 サンタマリア号の入港(サンセット広場より)   

 時刻は夕暮れどき。夕陽を受けてサンタマリア号の帆柱がシルエットになって見え(?)ます。

サンタマリア号  

 これなら人の姿もシルエットになって見えるのではないか。
 当方には3年前の11月、ここより南西のATC海岸で撮った夕暮れの思い出があります。

ATC海岸にて(3年前の11月)       

 しかしここは若い男女が岸壁にいるわけではなく、年配のオッちゃんが釣り糸を垂れているのみ。
なにが釣れるんですか? と聞いたら、「タコじゃよ。わっはっは」
(ホンマかいな)

釣りをするおじさん   

 この日はきれいな夕焼けが撮れずに終わったけど、こんなこともあるよ。

貨物船    

 でも横浜や横須賀の海岸では見られない光景を撮れたことでよしとするか。
      

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 「おや、このビルは?」
 壁に蔦が絡まって独特の風格がある建物。
 昭和8年(1933)に建てられた商船三井築港ビル(旧大阪商船ビル)です。

商船三井築港ビル   

 船会社の施設として建てられとのことで、外観はどこか船を思わせるとのことです。
  

 そして商船三井築港ビルと背中合わせに建っている天満屋ビル(天満屋回漕店)。
 角に丸みがあり、ガラス戸が大きくとられているのが特徴です。
 建てられたのが2年後の昭和10年(1935)。

天満屋ビル 

 当時はともに3階建てのビルでしたが、その後道路そのものが嵩上げされ、当時の1階部分は半地下になり、中2階から入る構造になりました。
  

 その中2階には喫茶店。
 ちょうど喉が渇いていたので、上がって珈琲を頼みました。

喫茶店に上がる階段 

 店内の窓からは通りが見えます。先ほど当方が撮っていたあたりが目の前に。
 おッ、こっちを撮っている人がいる。「おーい」
 手を振ってやりました。

喫茶店から外を見る 

 珈琲が運ばれてきました。
 ン? カップには取っ手がない。茶の湯のようにカップを両手で持って飲みました。
 柄にもなく(?)風流人になった気分。味もよかった。

運ばれてきた珈琲 

 店内も木を主体としたレトロな雰囲気。なかなかの風情です。

木を主体とした店内 

 戦前に建てられたふたつのビルがこのように現存しているのは、大阪では珍しいことだそうですが、この喫茶店はいつまでも残ってほしいと思いました。
  

 梅雨に入るコーヒー美味き店ありて

 赤レンガ倉庫といえば、ふつうは横浜を思い浮かべますが、大阪にもあります。
 築港赤レンガ倉庫といって、築港の南東部(住所は大阪市港区海岸通2丁目)。
 横浜と同じ2棟の倉庫で、大正12年(1923)、住友倉庫によって建設されました。2棟の間と両脇には大阪臨港線が走っていたそうです。

赤レンガ倉庫の裏側   

 その赤レンガ倉庫も平成11年(1999)に倉庫としての役目を終え、管理も住友倉庫から大阪市に移管され、閉鎖されました。3年前(2014年11月)通りがかったときは工事中でした。

3年前の赤レンガ倉庫    

 「あの赤レンガ倉庫はどうなったのだろう」
 先日(06/10)天保山のついでに寄ったところ、倉庫の周囲に外車が並んでました。
 なにか新しい商業施設になったのかな、と入口付近を撮っていたところ、係の人がすっ飛んできて、
 「ここは有料施設なので、これ以上は困ります」
 「有料施設って、いくら?」
 「800円です」

赤レンガ倉庫・入口 

 ここは「GLION MUSEUM」といってクラシックカーが展示されているとのこと。
 入場料800円は、これでも安くなったそうで、以前は1500円だったとか。
 車に関してはそれほど興味がない(800円に見合うか?)のでやめました。
 横浜は無料だぞ。クラシックカーの展示はないけど。

外から見た赤レンガ倉庫 

 その裏側は岩壁。第一岩壁(築港の南東部)
 ここは築港再開発地区といって、プロムナードと階段状の親水護岸。

階段状の親水護岸 

 向こうには赤い橋梁の長い橋が見えますが、これは湾岸線・港大橋。
 なかなかの見ごたえです。

湾岸線・港大橋   

 当方にとって築港赤レンガ倉庫はどうでもいいかな。
    

 天保山の南西は天保山マーケットプレイスという商業施設ですが、ふだんひっそりしている岸壁には大勢の人。
 なにかイベントでもやっているのかな、と思ったら、停泊している軍用(?)鑑を見学できるらしい。

 その船とは海上自衛隊の護衛艦しまかぜ。

間近で見る護衛艦しまかぜ

 さっきからあちこちで自衛官の姿を見かけたのはそのためか。

乗船タラップ  

 列は順序良く進んでいくのですが、途中手荷物検査などのチェックを受けました。
 手持ちのペットボトルの水もひと口飲まされました。

しまかぜ操舵室   

 日ごろ厳しい訓練を受けていると、上司以外の人に対してはどうしても態度が荒っぽくなりがちだけど、みんな丁寧で人当たりがいい。

しまかぜから見る天保山マーケットプレイス   

 タラップから甲板に上がり、さらに上に昇るとほとんど兵装部分。
 なにしろ護衛艦だからね。横浜で見る氷川丸や日本丸とは大違い。

ミサイルランチャー  

 ミサイルや速射砲の説明も受けました。

5インチ単装速射砲(実際には発射されなかった) 

  具体的な敵国名は出なかったけど、戦闘的な某国からいきなり攻撃を受けたら、このような兵器で防衛するのもやむを得ないのではないか、そんな気になりました。

護衛艦しまかぜ・全景 

 大坂のウォーターフロント・築港(ちっこう)にやってきました。
 この北側に天保山公園という小高い丘があるのですが、実はこれ、天保山というれっきとした山、しかも日本一低い山だそうです。

天保山公園 

 公園の北に「天保山々頂」の表示。

山頂の表示(向こうは天保山渡船場)  

 さらに「日本一低い山」「大阪・天保山山頂/4.53m」とあります。

標高の表示  

 そして手前の敷石のなかにある×印。これが山頂の三角点です。
 3年前ここへきたとき、公園整備のおじさんに教えてもらいました。

敷石のなかに山頂の三角点が 

 天保山は天保2年(1831)安治川の川浚(さら)いをした際、その土砂を河口に積み上げてできた築山のことで、当時は20mほどの高さがあったのですが、幕末には砲台が築かれ、さらに戦後になって地下水のくみ上げで地盤沈下が起こり、現在では標高4.53m。「日本一低い山」になりました。(実際は2位)
 

 この天保山はできた当初、夜間航行の便をはかって高灯籠を設けるなど、船舶入港の目印とともに遊興地としても整備され……冬の雪見、夏の遊船や和歌俳諧の会合など遊覧船で賑ったそうです。

昔の天保山風景図 

 公園入口にはその解説とともに「浪花天保山風景」の絵が掲げられています。