根岸森林公園の南端に消防署があります。その名は「FIRE STATION NO5」
 これは?

米軍第5消防署   

 看板によると、ここはアメリカ海軍所轄の消防署。
 この根岸には米軍住宅(400世帯)があり、その消防を担っているのがここ米軍第5消防署というわけ。

アメリカ海軍所轄の看板 

 米軍の施設ではありますが、80号(=横浜駅根岸線)に面しており、近辺の消防にも当たるためか、日本の消防署とほとんど同じ形態です。

消防車① 

 「確認しよう火の始末」は「Learn Not To Burn」というのだそうです。
 消防車には「U.S.NAVY」と書かれているけど、ほとんど日本車。
 かつてはアメ車の消防車がズラリと並んでいたとのこと。見たかったなあ。

干された消防服 

 私の息子は消防車が大好きでした。
 当時住んでいた府中には近くに消防署があり、その前を通るとにこにこし、消防車をいつまでも見ていました。

消防車② 

 その息子はすでに40を過ぎ、今さら消防車を見てよろこぶ年齢ではありませんが、何気なく立ち寄ったのが消防署だったため、はるか昔を思い出してしまいました。
 とんだ親バカ話です。お笑いくだされ。

     

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 根岸森林公園のとなりに馬の博物館(根岸競馬記念公苑)とポニーセンターがあります・
 ここも昭和52年(1977)森林公園開設と同時にオープンされた施設です。

馬の博物館     

 馬の博物館では、人と馬の交流、馬の進化と種類、馬に関する道具などが展示されています。
 蹄鉄やサドルなど、西部劇でおなじみの馬具も展示されていました。

馬の進化と分布図  

 馬の骨格標本もあります。

馬の骨格標本 

 館の外には五冠馬「シンザン」と幻乃馬「トキノミノル」のブロンズ像が。
 これはトキノミノル号。

幻の馬「トキノミノル号」   

 またここは庭園(公苑)も広く、よく手入れされています。

博物館の公苑内  

 所どころに四阿もあって、高齢者の徘徊にはうってつけ。
    
 「うーん、これでは静かすぎて物足りん。それより動くものを見たい」
 というご仁はおとなりのポニーセンターへ行かれたい。
   
 ここには数頭のポニー(小型の馬)が飼育されています。
 この日(05/24)はポニーではなく、サラブレッドが厩舎につながれていました。

厩舎   

 見ていると世話をしていた女性が馬を馬場に引き出して……、

馬出し    

 バカバカと疾走。これがけっこうカッコいい。

馬場を疾走   

 むろんこれは自らの馬術の鍛錬と馬の世話の一環なのでしょう。
 私は競馬にはそれほどの関心はないのですが、この馬の疾走は見ていて飽きない。
 ここを徘徊する高齢者はつくづく果報者だと思いました。

       

 根岸森林公園にやってきました。
 ここは何度かきていますが、くるたび にきれいに整備されているように思います。

通りから見る森林公園の案内所

 入口の花壇も素晴らしい。

入口の花壇 

 入ってみると、一面の芝生。なだらかな窪地で、とにかく広い。その奥はうっそうとした森林で、公園にありがちな遊具などは一切ありません。

芝生広場 

 ここは慶応3年(1867)外国人クラブの主催で日本初の洋式競馬が行われた場所で、明治13年に運営が日本競馬クラブに引継がれてからは、昭和18年に戦争のため閉鎖されるまで東洋一の競馬場として多くの人々で賑わいました。
     

 戦後は米軍に接収されましたが、その後解除され、跡地を横浜市が昭和52年(1977)10月、公園としてオープンしました。

根岸の森 

 地元の人にいわせると、ここはハマっ子(男女)の「秘密の遊び場だった」そうですが、そんなことはどうでもいい。昼間は高齢者の散歩コースであーる。
      

 森林を抜けると円形広場に出ます。通称「ふれあい広場」ともいって中央が高くなっているのが特徴。改めて地球は丸いと実感?

円形広場(ふれあい広場)  

 その奥に競馬場の当時の建物の一部が残されています。
 米軍の施設内なのでなかには入れませんが、外から見ることはできます。

旧一等馬見所① 

 この建物は「旧一等馬見所」といって、一等観覧席の建物。
 建設されたのは昭和5年(1930)、設計者はアメリカ人建築家J・H・モーガン(1877~1937)

旧一等馬見所② 

 重厚な建物に蔦が絡まって、なかなかの風格を感じさせます。
 平成21年(2009)には近代化産業遺産に指定されましたが、本格的な修復・保存作業は行われず、現在は放置状態だそうです。

     


2018.05.27 山手の花々

 山手通りでもいろんな花が見られました。
 先ずはアメリカ山庭園。
 ここにもアジサイが咲いていたけど、やはりバラ。向こうに市街地が見えるので。

バラ(アメリカ山公園)   

 そこから港の見える丘公園に向かうところに小さな展望台があり、その麓にいろんな花が咲いています。
 ここにはスイセンノウ(酔仙翁)が咲いていました。右に見えるのは岩崎ミュージアム。

スイセンノウ(展望台の庭) 

 マーガレットです。
 花越しに見えるのは山手通り。その向こうは外人墓地です。

マーガレット(展望台の庭) 

 ガクアジサイ。元町公園の山手通り側。
 通りの向こうに見えるのは山手聖公会教会。

ガクアジサイ(向こうは山手聖公会) 

 山手資料館前のローズガーデンには当然バラ。
 意外に慎ましやかに咲いているのがいい。それなりの風情が感じられます。

バラ(山手ローズガーデン) 

 物足りない方は垣根の上に掲げられたバラのアーチを。

バラのアーチ(山手ローズガーデン) 

 最後はイタリア山庭園。
 外交官の家の庭にはバラを含めいろんな花が咲いていましたが、気になったのはまっすぐ伸びた茎の上に咲いている紫色の球状の花。これは?
 通りがかったふたり連れの老婦人に聞いても「知りません」
 そこで同館の受付の人に聞いてみると、「アリウムです」

アリウム(イタリア山庭園) 

 初めて聞きました。そんな花ありうむ?(いうなって)
 スイセンノウもアリウムも初めて知った花。勉強になります。

     

 港の見える丘公園にも行きました。
 ここは花の宝庫。
 先ずは展望台から大佛記念館の途中にある沈床花壇。

沈床花壇の噴水 

 ここには約100種、500株のバラが植えられているそうですが、バラの他にもいろんな花が植えられています。

沈床花壇(向こうは大佛記念館)  

 ふだんはあまり人がいないのに、この時期はかなりの混雑。

大佛記念館前

 バラの力、恐るべし。
   

 いつもは大佛記念館から霧笛橋を渡って近代文学館のほうから降りるのですが、この日はその反対側のバラとカスケードの庭に向かいました。カスケードとは階段水路のことらしい。

バラとカスケードの庭① 

  ここには約80種、500株のバラが植えられているそうです。
 バラの花そのものではなく、背景も撮りたくなります。向こうにみえるのはイギリス館。

バラとカスケードの庭② 

 またここから洋風四阿を見る景色も素晴らしい。
 タチアオイ(立葵)がもう咲いています。

バラとカスケードの庭から見る洋風四阿 

 そこからイギリス館前はイングリッシュローズの庭。
 ここには約150種、1200株のバラが植えられているそうです。

イングリッシュローズの庭 

 とくにイギリス館前のバラは圧巻。

イギリス館前のバラ 

 ここでも早やアジサイが咲いていましたが、珍しいものを見ました。
 それはアジサイの前にすっくと立っていた黒のタチアオイ。

黒いタチアオイ 

 タチアオイというとふつうは赤、白、ピンクですが、真っ黒な花びらのタチアオイというのは珍しい。
 偶然生まれたものなのか、それともいろんな種類を交配してつくられたものなのか。
 おそらく後者でしょう。それも何度も試行錯誤してつくられたに違いない。
 それを想像すると、貴重なものを見せてもらった気がします。