ここは何度もきているので、それほどの感慨はありませんが、この丸の内駅舎が復元営業された当時(5年前)は、「こんなに立派になったのか!」と感激したものです。
  

 復元営業されたのは2012年の10月1日。
 私が訪れたのはその4日後でしたが、大勢の人であふれかえりました。
 「きれいになったのう」
 「目の黒いうちに見られてよかった」
 お年寄りのよろこぶまいことか。

行幸通りから見た東京駅丸の内駅舎   

 友人で京都に住む写真家は、「復元東京駅いいね。京都にはこんな発想はないからなあ」といいました。
 たしかに京都駅は(リニューアルされた当時は)斬新だったけど、月日が経つと陳腐なものになっていく。
 その点、古典は時代がどう移ろうと普遍的な存在感を保持します。
 ただしそのためにはレンガひとつにも極力当時に近いもの特注したりで莫大な費用がかかりました。

南側から見た駅舎   

 この東京駅、実は太平洋戦争の戦災により南北のドームと屋根・内装を焼失し、戦後、3階建ての駅舎を2階建てにして復興しました。
     

 そんな経緯はつゆ知らず、私は上京以来「こんなものだ」と思って見てきました。
 事実を知ったのは、「東京駅の復元工事が進められています」とニュースで知ってから。これは当方だけ?

南ドームの下   

 したがって今見ている(南北のドームと3階建ての)駅舎が創建当時(大正3年=1914)の駅舎に限りなく近いことになります。
 それにしても、全長335mは長い。(撮影泣かせ?)

ドームの天井   

 ところで、これは(↘)4年前(2013年)の4月25日、近くのKITTE館から撮った駅舎です。

KITTE館から見た丸の内駅舎   

 オープンしてから半年なので、しっとりときれいなものです。
 それに対して今の駅舎は幾分色褪せて見えます。
 もちろん気象条件によって写り方の違いはあるけど、「これが4年の歳月か」というのが当方の実感です。
 

 ※今回のシメ句は割愛します。
   

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 赤レンガ倉庫の中庭です。
 ここは毎年、立体的でインパクトのある凝った花壇の飾りつけをするのですが、今年は主役を他のガーデンネックレスの会場に譲ったのか、意外に地味であっさりした飾りつけ。

散歩道①    

 ネーミングも「NAKANIwA  FLOWER  GARDEN」とそのまんま。
 「今年は従来までの草花鑑賞を楽しむ花壇スタイルから、草木を多く取り入れ自然の中で散策している感覚を味わえる庭園スタイルへと構成を変更。NAKANIwA(中庭)のタイトルが示すように、歴史的建物に挟まれた空間に、様々な地域の里山の風景を切り取ったナチュラルガーデンが出現する」(解説)
 要するに、あまり凝らなかったということでしょう。
  

 入ってみると、ふつうの里山の風景。
 牧場のようなところに風車が建てられ、馬がいたりして。

牧場の風景   

 海へ向かうと、公園の散歩道のようで、なんとなく落ち着きます。
 これなら赤レンガとマッチして、一年中このままでもいいような気もするけど、いかにもお年寄りの徘徊向き。あっちの庭はこんな感じかな。

散歩道②  

 若者にとっては面白みに欠けるし、これでは年末のイベントなどできなくなる。

 その近くの新港中央広場。
 ふだんは目立たないところだけど、今回はガーデンネックレスの展示が施されています。

 風のとおり道。
 明日は明日の風が吹く、ハマにはハマの風が吹く。

風のとおり道   

 しあわせ運ぶフラワーケーキ。
 フェリス女学院大学の作品。黄・赤・白はフェリスの校章の色だそうです。

フラワーケーキ 

 でもやはりチューリップかなあ。
 バックの赤レンガ倉庫が効果的で、絵になります。

チューリップ花壇 

 風薫るギャルの手掛けし花壇にも
        

 当方の趣味ではないけど。

 

 久しぶりの川越・大正浪漫通りです。

大正浪漫通り   

 川越を代表する蔵造り一番街の東側に平行する200mほどの商店街で、大正時代のレトロな店が30軒ほど並んでいるので、そう名づけられています。

レトロな喫茶店   

 今の時期、通りの上を数多くの小さな鯉のぼりが下がっています。その数500尾。

鯉のぼり①   

 これは一尾一尾子どもが描いたもので、それぞれ「みずき」「ゆうた」など、名前が書かれています。なかには幼稚園児の作品もありました。
  

 昔からの「教科書」販売の店?
 実際はふつうの書籍も販売しているのですが、ちょっと入りにくい印象を与えます。
 この日は休みでしたが。

教科書の店?   

 手づくりのブティック。
 以前、ふじみ野市の歴史資料館で草木染めのことを教えてもらったので、多少の興味はありますが、気後れして入るのはやめました。

草木染め?   

 通りから外れると、こんな人も。意味不明です。

通りの外れではこんな人も   

 でもやっぱり鯉のぼりだよなあ。

鯉のぼり②   

 吊るされて干物にならむ鯉のぼり

 毎年、横浜の桜狩りの最後は大岡川の夜桜になります。
 というのも私のような地方の者にとっては、ここからだと日ノ出町(京浜急行)か桜木町(JR京浜東北線)で帰れるからです。
  

 先ずは大岡川プロムナードをぶらり。
 桜川橋のあたりから遡ります。

大岡川プロムナード①   

 川沿いには雪洞が灯されていて、夜桜を見る風情はじゅうぶん。

大岡川プロムナード②   

 宴会船が川を行き来しているのも情趣深い。

宴会船   

 左手に見えるのは都橋商店街。
 2階は雑多な飲食店が並んでいて、川から見ると殺風景な建物ですが、桜とともに見ると風情ありげに見えるから不思議。

左は都橋商店街   

 大岡川の桜は河口の弁天橋から弘明寺まで約3.5km、延々と続く……とのことですが、実際歩いてみると太田橋より先は桜が途切れるところが多く、歩く割には桜の収穫は乏しい。
 とはいえ弘明寺には観音橋の周辺や弘明寺公園など桜の名所があるので、行くとしたら途中を飛ばして電車(京浜急行)に乗ったほうが得策です。

ライトアップされた桜   

 ということで、大岡川の桜の見どころはせいぜい黄金橋まで。
 屋台もそのあたりで終っているし。

桜越しに見る対岸   

 友と一緒なら屋台で一杯やるのも一興ですが、そうすることもなく日ノ出町から帰りました。
        

 夜桜が史跡めぐりの締めとなり

 昨日はソメイヨシノを含む多種類の桜を紹介しましたが、跡見学園にもない、稀有な桜を紹介しましょう。その名も長勝院(ちょうしょういん)ハタザクラ。
 志木市は柏町3丁目の長勝院跡にあります。

長勝院ハタザクラ(二代目)    

 長勝院ハタザクラはヤマザクラの変種で、白い花びらですが、特徴は10輪に1輪ほど、中心から細長い花びら(のようなもの)が伸びています。
 これは雄しべが花弁のように変化したもので、旗状になっているので旗弁(きべん)と呼ばれ、それ故にハタザクラと名づけられています。(図解)

ハタザクラの図解(はたざくら保存会のチラシより) 

 下の写真、中央の花びらがまさにそれ。中心から細長い花びらのようなものがピロ~ンと飛び出しているでしょう。これが旗弁。

花びらにご注目 

 この桜は「櫻の科学」(日本櫻学会編=平成10年9月版)によると、世界にひとつだけの新種とのことで、志木市の天然記念物に指定されました。(推定樹齢400年)

長勝院ハタザクラ(原木)

 この桜が発見された経緯については、「はたざくら保存会」発行のチラシに書かれていますが、長勝院の伝説にまつわるものなので省略します。(詳しくはここを
         

 なおこの旗弁は同じ敷地内に植えられている黄色いウコンザクラ(鬱金桜)でも見られます。
 こちらのほうがわかりやすいかな。
 この花びら(3輪のうちの左端)には2本の旗弁が見られます。

旗弁はウコンザクラ(鬱金桜)にも 

 説明係の人の話では、旗弁のある確率は長勝院ハタザクラが全体の10%に対し、ウコンザクラは約20%だそうです。
 しかしウコンザクラの旗弁はさして注目されない。不思議です。
         
 観るだけが講釈求む奇種ざくら