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 富士見櫓に行ったからには本丸御殿に行かねばなるまい。
 川越城は、昔は本丸、二の丸、三の丸とあって、濠で区切られていたのですが、その濠も今では埋め立てられて市街地になりました。
          川越城本丸御殿

 この本丸御殿も明治になって解体されましたが、いろんな経緯を経て、この地に移築・再現されたようで、当時の姿そのままというわけではありません。
          御殿内の廊下

 本丸御殿がつくられたのは嘉永元年(1848)、江戸時代後半。天守閣はなく、入母屋造りです。唐破風づくりの玄関を入ると大広間(36畳)。
           大広間に置かれた武具
 手前には控え武士の詰所があり、奥に行くと坊主当番の詰所、さらにその奥に家老の詰所があります。
          家老詰所への渡り廊下

 家老詰所は奥の離れにあります。
 ひと口に家老詰所といっても、手前には記録方詰所があり、たくさんの部屋があります。
 なんと奥の間では3人の家老が評定(会議)中。
          評定する家老たち
  「わが殿は実に情けない。雄藩にへつらってばかりで、つい先日も江戸老中に雄藩の藩主を能辺留賞に推挙した。これではわが藩の独自性がなくなりますぞ」
 「黙らっしゃい。わが藩は雄藩にへつらっていくしか生きる道がないのですぞ」
 「それにしてもあまりにみっともない」
 「みっともないとは、いささか感情的な意見でござるぞ」
 「感情的な意見ではござらぬ。これでは武士の面目が立ち申さぬ」
    
 そんな評定が行われているかどうかは不明。
          
 この家老屋敷、本来は長い廊下を渡ったところにあったそうですが、紆余曲折を経て、現在の位置に移築されました。庭の眺めもよく、上手く納まっています。
          御殿内の庭
 
 また玄関と広間が残っているのは、ここと高知城だけだとか。
 ここは有料(100円)ですが、見る価値はじゅうぶんあります。

    
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2019.02.18 富士見櫓跡
 次に行ったのは廓町にある富士見櫓(やぐら)跡。
 2年ぶりです。
 以前よりも石碑の周囲が整備され、すっきりした感じです。
          整備された富士見櫓跡

 ここはかつて川越城の櫓が建てられていたところ。
 解説板にはこう書かれています。
 「天守閣のなかった川越城には東北の隅に二重の虎櫓、本丸の北に菱(ひし)櫓、西南の隅に三層の富士見櫓があって、城の中で一番高い所にあった富士見櫓が天守閣(てんしゅかく)の代わりとなっていたと思われる」
     
 ふーむ、川越城には天守閣がなかったのか。
          富士見櫓跡・登り口
     
 しかし上に登ってみても、櫓らしきものはない。
 明治になって取り壊されたそうです。
 石碑が建てられているけど、薄くて何が書かれているのかよくわからない。
          富士見櫓跡・山頂の石碑

 昔はここから富士が見えたと思われますが、それも見えない。
 ないない尽くしの富士見櫓であるぞよ。
          富士見櫓跡・山頂からの眺め

 ここは御嶽(おんたけ)神社が祀られているのだそうで、山頂の奥には御嶽神社、浅間神社、さらに富士見稲荷が祀られています。
          山頂奥の御嶽神社

 なるほど、いろんな神々がおられるのか。
 ここは川越の名所旧跡のなかでは地味すぎて、くる人はよほどの歴史好きか城好きのご仁か。
 当方は単なるもの好きの輩(やから)です。

      
 昨日(02/16)は暖かくなったので、まさに徘徊日和。
 そこで行ったのは川越。
 「なんだ、また川越か」といわれそうですが、今回はちょっと違いますぞ。
          まるひろ百貨店の屋上
 まず行ったのは、クレアモール商店街にある「まるひろ(丸広)百貨店」の屋上。
 この裏はよく通るのですが、なかに入ったのは久しぶり。
 (過去の写真を見ると8年前にきていた)
          屋上の遊具①
 ここは川越の人にとってはおなじみのところ。
 何しろ地元では「高校生が最初にデートするところは丸広の屋上」といわれているぐらい。
 これは川越特有の都市伝説としても、川越っ子は優勝時代両親に連れられて屋上に遊びにきているからだそうです。
          屋上の遊具③
 「わんぱくランド」と名づけられた遊園地で、昔懐かしデパートの屋上の雰囲気。
 ここにある観覧車は日本で二番目に小さいとのことですが、晴れた日はここから富士山が見えるとか。
          屋上の観覧車
 ちなみに富士山は、この屋上では観覧車に乗る以外は見えないようになっています。
 丸広の営業戦略おそるべし。
    
 さらにこの屋上には「民部稲荷」なるお稲荷さんが祀られています。
          屋上にある民部稲荷
 説明書きによると、
 「昔、年をとった狐が民部という侍に化けて毎晩近所の寺の人たちと交流していたが、仲良くしてもらったお礼に打ち身の手当て術を教えて去ったという。いらいここは打ち身や足腰の強化にご利益があるといわれ、そこから拡大解釈して下半身の強化→ 遊郭の女性も信心するようになった」とか。
    
 足腰に衰えを感じたら、またこようかな。

     
 寒かった今年の冬も、昨日(02/15)が底で今日から暖かくなるそうです。
 寒いと徘徊もままならなかったので、近くで茶を濁していました。
 これもその一環で、鷺森(さぎのもり)高架橋から見た富士です。
            鷺森高架橋から見る富士①

 エコパの前を通っているのが県道大久保大井線。
 それが254バイパスを跨ぐのが鷺森高架橋で、冬の晴れた日は南西方向に富士が見えます。
    
 富士の左に見える2本の建物は通称リズムタワー。
 これはふじみ野駅近くのタワーマンションですが、以前はこの場所に「アウトレットモール・リズム」(現・ソヨカふじみ野)があったため、そう呼ばれました。
            鷺森高架橋から見る富士②

 富士だけでは芸がないので、「つもり違い」十訓を。
   
 ①高いつもりで低いのが教養
 ②低いつもりで高いのが気位
 ③深いつもりで浅いのが知識
 ④浅いつもりで深いのが欲の皮
 ⑤厚いつもりで薄いのが人情
 ⑥薄いつもりで厚いのが面の皮
 ⑦強いつもりで弱いのが根性
 ⑧弱いつもりで強いのが我
 ⑨多いつもりで少ないのが分別
 ⑩少ないつもりで多いのが無駄
    
 これはさいたま市水判土の慈眼寺で戴いたおことば。
 そういわれれば当たっていなくもないので、肝に銘じようかな。



 朝日天神神社の近くにある長宮氷川神社。
 鳥居の形からすると、ここも神明社(伊勢系)らしい。
長宮氷川神社(神明系の鳥居)

 ただしふじみ野市の地図にはちゃんと出ていて、ふじみ野市文化財ガイド・神社仏閣の項にも出ています。
 縁起(解説板)によると、
 「長宮の名称は参道が長かったこと(約465m)に由来する。創立は長徳元年(995)、祭神は三神で建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、櫛稲姫(くしなだひめ)、大己貴命(おおなむちのみこと)である」
   
 ということで、この神社が有名なのは、須佐之男命と櫛稲田姫の「出会いの泉」
 神様のラブストーリーです。
出会いの泉
 仲を取り持つ(?)大黒様のへらへら笑いがなんとも無粋。
   
 拝殿は足場が組まれ、どうやら補修工事をするらしい。
 そのため何だか殺風景な感じがします。
長宮氷川神社・拝殿の足場
 それでも末社の天神様の前にはやはり紅梅が。   
天神社の紅梅
 これは八雲神社の祠に掲げられていた絵馬。
祠に掲げられた絵馬
 今日は寒さの底だといわれているけど、明日から暖かくなるのでしょうか。